2020/09/25 12:52
さきちゃんは保護した時から体が小さく、大人になってからもずっと小さいままでした。
京都の亀岡の山奥で暮らしているときに保護した15番目の末っ子の女の子です。
推定生後1ヶ月くらいで捨てられていたところを保護したのですが、最初からウェット食や手作り食は好みませんでした。
なぜか冷蔵庫で冷やしたドライフードしか食べてくれなくて、食欲が落ちる度強制給餌しました。
またお薬のアレルギーがあり、食事療法や自然療法でずっと様子をみてきました。
さきちゃんの薬疹
一般的に猫の嗜好性は離乳時~生後半年ほどで決まると言われています。
その中でも特に3ヶ月までは重要なので、この時期に色々試してみることをおすすめします。
将来的にいろいろなものを食べられた方が食欲が落ちた時などに、選択肢が広がると思います。
特に猫は食へのこだわりが強い子が多いので、離乳期から様々な食材を与えて嗜好性も幅を広げておくとよいと思います。
とはいうものの、さきちゃんのように異常にドライフードへの執着が強い子もいます。
たまに気が向くと魚の缶詰を食べてくれることもありましたが、いつもさきちゃん用のドライフードを冷蔵庫で冷やして与えていました。
そのため口内炎で痛みが出ると、他の猫は缶詰などのウェット食を頑張って食べて乗り切ってくれましたが、さきちゃんは途端に食べなくなりました。
人生の締めくくりに向かう終末期の強制給餌とは違い、食べたいという気持ちはあるのでなんとか食べてくれましたが、症状が少し良くなるとすぐにドライフードをぽりぽりと食べていました。
身体の弱いさきちゃんですが、とても面倒見が良く、我が家の看護師として体調の悪いお兄さんお姉さんに寄り添い、看取ってくれました。
さきちゃん自身も3度ほどもうダメかもと思うような状態から復活しましたが、10歳になった昨年の冬に、大好きなお兄さんお姉さんに囲まれて、こたつの中で静かに眠るように旅立ちました。
そんなさきちゃんがよく食べてくれた流動食をご紹介します。
材料はこちら。
*フォルツァ10 ウリナリーキャット アクティウェットシリーズ
*ロイヤルゴートミルク
*大高酵素スーパーワンにゃん
「アクティウェットシリーズ」は、腎臓、皮膚被毛、胃腸、泌尿器のケアなどどれもおすすめですので、症状に合わせて選択されることをおすすめいたします。
パテタイプなので、流動食に適しています。
今回は流動食の紹介ですが、アクティウェットもゴートミルクもスーパーワンにゃんもドライフードのトッピングなどにも使えます。
「ペットプロロイヤルゴートミルク」は、オランダ産のヤギミルクを100%原料としており、保存料や着色料など一切使われていません。
ヤギミルクには、ビタミン・ミネラル・カルシウム・マグネシウム・カリウムなどが豊富に含まれています。
またヤギミルクは良質なタンパク源でもあります。
脂肪球が牛乳の1/6であることから、牛乳に比べ消化されやすく母乳に最も近いと言われています。
保護したばかりの子猫にも、大高酵素スーパーワンにゃんをプラスしてよく与えました。
「大高酵素スーパーワンにゃん」ですが、こちらにも大変お世話になっていて、何年も前から我が家の救急箱にヤギミルクと共に常備されています。
もともと人間用の発酵飲料スーパーオータカは飲んでいたことがありました。
スーパーワンにゃんは、ワンちゃん猫さん用に、より摂取吸収されやすく考えられているようです。
原料は人間用同様、北海道産を中心に使い、保存料、添加物など、完全無添加です。
50種類の野菜類からエキスを抽出し、微生物により発酵させて作られています。
微生物の酵素の働きにより腸内環境整えてくれるので、我が家では普段から手作りごはんや缶詰に混ぜています。
これらに人肌程度に温めたぬるま湯を加えて、すり鉢でなめらかなペースト状にして出来上がり。
アクティウェット1パックに対して、ミルクと酵素は小さじ1くらいにすることが多いですが、大体で良いと思います。
水分量もパートナーのお好みで。
水分をお肉やお魚の茹で汁や、腎不全など様々な症状に効果があるたんぽぽ茶などにすることもよくあります。
私はこれにプラスして、その時々に必要なフラワーエッセンスを加えています。
我が家は、アクティウェットを使うことが多いですが、色々な缶詰に使えるレシピです。
茹でた鶏ひき肉や鹿肉をペースト状にして使うこともあります。
是非パートナーのお気に入りを見つけてあげてくださいね。
そして大切な命が繋がりますように。